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24日、中工網は、中国河南省で麻薬を購入するために救急車を利用していた男が摘発されたことを報じた。
2023年11月24日、中国メディアの中工網は、中国河南省で麻薬を購入するために救急車を利用していた男が摘発されたことを報じた。
記事は、中国検察当局のメディアが23日に明らかにした情報として、昨年5月に河南省の高速道路出口で救急車1台が警察官に止められ、乗っていた男が拘束されたと紹介。男は麻薬約50グラムを所持しており「救急車に乗って麻薬を買いに行くのは今回で3回目だ」と語ったという。
記事によると、この男は知人の紹介で救急車の運転手である別の男と知り合い、昨年1〜5月の間に3回この運転手が運転する救急車に乗って、同省林州市から濮陽市まで移動して麻薬を購入していた。男は売買が成立するごとに運転手に1000元程度(約2万1000円)の車代を支払っていたという。
警察の捜査により過去1年間でこの運転手が救急車を運転して市街地間の移動を320回以上、省を跨ぐ移動を40回以上行っていたことが分かった一方、本当に救急目的で救急車の運転任務に当たったのは数回しかなかったことが判明したそうだ。
麻薬を購入していた男は「救急車は検問を通過できるので便利だと聞いていた」と動機を語り、運転手も「救急車を私用で運転していても検問に引っかかることなくスムーズに移動できた」と話している。この救急車が所属する現地の病院の関係者は「新型コロナにおいて患者の転送任務を行うにあたり、病院の救急車が1台必要だった。運転手が自らお金を出して救急車を購入し、運転もメンテナンスも本人が担当していた。運転手は医療スタッフではなく、救急車はほとんどの時間、運転手が私用していた」と語っているという。(翻訳・編集/川尻)
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