麻雀の復権を目指す新党「麻雀最大党」が候補者13人を擁立―台湾

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12日、聯合新聞網は「麻雀最大党」が来年の立法委員選挙に向けて13人の候補者を擁立したことを伝えた。資料写真。

2023年10月12日、台湾メディアの聯合新聞網は、台湾で麻雀(マージャン)の復権を党是とする政党「麻雀最大党(麻将最大党)」が、来年の立法委員選挙の候補者13人を発表したことを伝えた。

記事は「麻雀最大党は12日、高雄の漢神ドーム(高雄アリーナ)で会見を開き、来年の立法委員選挙の党公認の候補者リストを発表した。台北市、新北市、基隆市などの小選挙区制の地域別選挙区の候補者が10人、政党別の比例代表制の候補者が3人で、全13人の候補者を擁立し、体制内の改革を図るようだ」と伝えた。

麻雀最大党は、昨年10月に台湾南部の高雄市の雀荘のオーナー・郭璽(グゥオ・シー)氏を党主席として旗揚げした新政党で、「麻雀復権」を党是としている。台湾では麻雀をすること自体に問題はないが、公共の場での賭け麻雀のような賭博行為が禁止されている。そうした中で長年、資金稼ぎの手段として賭け麻雀を主催してきた組織犯罪グループが多数存在した影響で、雀荘が頻繁に警察の強制捜査や調査、摘発の対象となり、中には閉店に追い込まれる店もあるという。このような状況を打開し、麻雀が「合法的な娯楽」として認識され、賭け麻雀や賞金の授受が許可されるようにすることと、麻雀を通じて高齢者の生活向上を図ることが同党の狙いだという。

郭氏は「中国で生まれた麻雀は、韓国やロシアでも親しまれている。日本に至ってはプロリーグまで存在するほどなのに、台湾では麻雀は長い間、汚いレッテルを貼られ、人生の先輩方の楽しみを犯罪行為と見なすような不公平が続いてきた」「台湾の麻雀人口は推計で700万人以上はいるだろう。政府が偏見を捨て、麻雀を知的な競技であると認識し、まともな業界として運営できるように便宜を図れば、たくさんのビジネスチャンスや雇用の創出につながり、国家の税収増にもつなげることができる」と強調した。(翻訳・編集/原邦之

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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