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14日、香港の中産階級にミニ移民ブームが起きている。人気の移民先は台湾だという。写真は台北の屋台。
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2013年11月14日、香港の中産階級にミニ移民ブームが起きている。香港保安局によると、今年1〜6月に海外へ移民した香港人は前年同期比8.3%増の3900人で、中でも最近特に人気が高い目的地は台湾だという。証券時報(電子版)が伝えた。
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香港ではこれまでにも何度か移民ブームが起きているが、最も直近のブームは97年の香港返還の時で、返還後の政治などの不確実性を心配して多くの香港人が移民した。一方、今回のミニ移民ブームについて、専門家は中国経済の落ち込みに対する心配が一因と分析している。
香港人に人気のある移民先は米国やカナダ、オーストラリアなどだが、仲介業者は「今回はおもしろいことに台湾に人気が集まっている」と話す。香港移民署のデータによると、香港人の台湾への移民はこれまで毎月100人程度だったが、今年9月には6倍以上の632人へと急増。台湾が香港の中産階級の移民の新たな目的地になっている。関係者はその理由として、台湾には香港人の口に合うおいしい料理があるだけでなく、物価水準も低く、人情味にあふれていることを挙げている。
また、他の国・地域と比較して、台湾は香港人が移民するにあたり最もハードルの低い地域であることも関係している。香港人は500万台湾ドル(約1700万円)を台湾の銀行に一定期間定期預金することで、移民の申請が可能になるという。(翻訳・編集/HA)
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