多発する口論や排せつ…マナー違反横行する地下鉄、規範づくり求める声が高まる―中国

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26日、中国の公共交通機関で数々のマナー違反が横行している。子供が地下鉄車両内で放尿しているばかりか、親がそうさせている場合も多いという。写真は北京の地下鉄。

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2013年9月25日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、中国の公共交通機関で数々のマナー違反が横行している。子供が地下鉄車両内で放尿しているばかりか、親がそうさせている場合も多々あるという。26日付で参考消息(電子版)が伝えた。

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このほど上海市警察にある家族が逮捕された。地下鉄内で子供に放尿させようとしていたところ、それを注意した男性を殴ったためだ。中国旅游研究院の戴斌(ダイ・ビン)院長は「子供が公共の場で放尿することは不潔ではないとみなす風習が中国にはあるが、だからといってそうした行為が奨励されるべきではない」と指摘する。

北京在住の25歳の女性は地下鉄を利用して会社に出勤しているが、車内での口論や暴力沙汰を毎日のように目にしているという。数々のマナー違反の中でも特に不快に感じたのは、若い母親が3人分の座席を使って子供のおむつを替えていたことだったとし、「自分は母親になったらあんなことは絶対にしないようにする。少なくとも、通勤ラッシュの時間帯は地下鉄を使わないようにする」と話す。

地下鉄内の秩序維持を図るため、上海では地下鉄車両内での飲食を禁止することが立法化された。同様の措置は広東省広州市や陝西省西安市でもすでに取られている。中国でもマナー違反を不快に感じる人が増えており、公共の場におけるより細かい行動の規範づくりを求める声が高まっている。

戴院長は「中国人には観光などの面でも身につけなければならないことがまだまだ多い」と指摘している。(翻訳・編集/岡田)



   

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