中国が世界トップの3D映画市場に、「ジュラシック・パーク」米国越え人気―中国

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9日、米映画「ジュラシック・パーク3D」の中国での興業成績が、米国を超えて国別で世界トップへ躍り出た。3D映画が絶大な人気を集める中国の現状を物語っている。

2013年9月9日、米映画「ジュラシック・パーク3D」の中国での興業成績が、米国を超えて国別で世界トップへ躍り出た。3D映画が絶大な人気を集める中国の現状を物語っている。新浪網が伝えた。

「ジュラシック・パーク」の公開から20年目を迎え、今年は3Dバージョンが新たにお目見えした。中国では先月20日に封切られたが、今月9日までの20日間で興行成績が3億3600万元(約55億円)に。米国では同期間に3000万ドル(約30億円)という数字だったため、中国が国別で米国を上回り、世界首位になっている。

中国が米国の興業成績を抜き去った映画としては、昨年の「タイタニック」や今年の「パシフィック・リム」「アップサイドダウン 重力の恋人(カナダ/フランス合作)」などがある。これらはいずれも3D作品だった。映画関係者によると、米国ではコメディ、インドではミュージカル映画が特に好まれるように、中国の場合はそれが3D映画なのだという。中国で公開された初めての3Dハリウッド映画は、2007年の「センター・オブ・ジ・アース」で、3D人気に火を点けるきっかけとなった。2010年の「アバター」では興業成績が9億8700万元(約160億円)に到達。公開当時は映画館の座席を求めて徹夜の行列ができ、違法なチケットも氾濫するほどの騒ぎだった。

中国では2007年、3D映画スクリーンを備えた映画館がが全国に82カ所しかなかったが、現在では全スクリーンの77%が3D化。この数は現在も増え続けている。このため、3D映画は興業成績だけでなく、設備としても年内に米国を抜いて世界トップになる可能性が濃厚になっている。

映画市場全体を見ると、これまで2位だった日本を抜き去り、米国に次ぐ規模を抱えるようになった中国。とはいえ、昨年の中国における映画興収が約30億ドル(約2990億円)だったのに対し、米国では100万ドル(約9900億円)超と、数字の上ではかなりの差がついている。それでも今年は、「パシフィック・リム」「ジュラシック・パーク3D」と大ヒット作が相次ぎ、この数字の差がかなり縮まるのは確実視されている。(翻訳・編集/Mathilda



   

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