2013年9月5日、米映画「Almost Perfect」（中国語タイトル：30拉緊抱）のキャンペーンが行われ、香港の俳優エディソン・チャン（陳冠希）が出席した。新浪網が伝えた。

映画「Almost Perfect」は、30代のキャリアウーマンが干渉好きの家族と恋人の板ばさみになりながら、苦闘の末に恋を成就しようとするラブ・コメディーだ。在米華僑の女性監督バーサ・ベイ＝サ・パン（Bertha Bay-Sa Pan/潘貝思）の作品で、主演は「X-MEN2（03年）」などで知られる中華系女優ケリー・ヒュー（胡凱莉）。エディソンはその弟役を演じた。

「インファナル・アフェア」シリーズの演技を見てエディソンを気に入ったというパン監督は当初、彼を主演俳優に据える構想を持っていた。しかし、映画が撮影された前年の2008年、エディソンは「写真流出事件」のあおりで香港芸能界からの無期限引退を発表したばかり。現地での過熱報道と社会の非難から逃げるようにして渡米中だった彼は、事件の影響をはばかって主演を辞退したという。「香港の映画界は規制が厳しい。加えて、僕はスキャンダルの影響で身動きが取れなくなったため、香港からは離れなければいけないと思った。アメリカには活動の機会を与えてもらうために来た」と、当時を振り返って語っている。

俳優としての仕事は停滞したが、一昨年あたりから自身の運営するファッションブランドのPRや歌手活動で、露出の機会を増やしている。今回、「Almost Perfect」が台湾で公開されることで、俳優としても本格的に復帰の第一歩を踏み出すことになるだろう。（翻訳・編集/Mathilda、愛玉）