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8日、中国では毎年160万人を上まわる人が悪性腫瘍を原因として亡くなっていることが、7日、上海で行われた学会で明らかになった。写真はガン専門医院の広告。
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2009年8月8日付の解放日報によれば、7日、上海の復旦大学付属腫瘤医院が主催した第6会中国腫瘤学術大会において、中国では毎年160万人を上まわる人が悪性腫瘍で亡くなり、しかもその数は増加傾向にあることが明らかにされた。
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過去20年間で、中国国内における悪性腫瘍による死亡率は、患者数の増加に治療法の改善が追い付かないことなどから29.42%増加し、とくに35〜59歳の年齢層では悪性腫瘍は死因トップとなっており、腫瘍に関する医療費の総額は年1500億元(約2兆1400億円)以上にのぼる。ある統計データでは、現在、中国での悪性腫瘍発病率は10万人あたり約200人で、毎年220万人以上の新たな患者が生まれており、治療を受けている人は600万人にのぼるが、発症の予防や早期発見・治療などの対応はまだまだ不十分なのが現状だという。
腫瘍専門医で、中国工程院院士の●希山(●=赤+おおざと、ハオ・シーシャン)教授は、米国における悪性腫瘍患者の5年後生存率が70%なのに対し、中国では50%と低く、これは治療の規範統一が図られていないことが影響している可能性があると話している。(翻訳・編集/岡田)
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