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4日、仏紙はHIV感染リスクが高いとされる中国の出稼ぎ農民のエイズに対する知識が深まり、偏見が薄れてきたと報じた。写真は04年、上海交通大学で行われたエイズ予防運動。コンドーム1000個が配られた。
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2009年8月4日、仏AFP通信は「中国でエイズに対する偏見が薄れてきた」と題した記事を掲載した。5日付で環球時報が伝えた。
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記事によれば、国際労働機関(ILO)は07年から3年計画で、感染リスクが高いとされている「農民工」(農村からの出稼ぎ労働者)を対象としたエイズ予防の啓発運動を行ってきた。当初はエイズに関する知識が不足していたため、恐怖や偏見を感じる人も多かったという。だが、このたび広東省、雲南省、安徽省で25万人を対象に「HIV感染者と一緒に仕事をすることについてどう思うか?」という質問をしたところ、84%が「構わない」と回答。運動開始以前の40%から飛躍的に上昇し、偏見が薄れてきたことを証明した。
中国政府が発表したデータによると、08年末までのHIV感染者数は計27万6630人に上った。死亡者数は累計で3万8100人。だが、実際はこれよりもっと高い数字になると専門家は指摘する。以前は患者の多くは麻薬中毒者だったが、最近では性行為による感染が急増。記事によれば、中国の農民工は1億4000万人だが、その多くが生き抜くために都会の人間が嫌がる「危険で汚い仕事」に従事していると指摘した。(翻訳・編集/NN)
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