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7日、中国の第11次5カ年計画で決定した二酸化硫黄など主要汚染物質の削減目標が、年内にも前倒しで達成できる可能性が高いことがわかった。写真は安徽省のセメント工場。
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2009年7月7日、「21世紀経済報道」によると、中国の第11次5カ年計画(2006〜2010年)で決定した二酸化硫黄(SO2)排出削減の目標値が、年内にも前倒しで達成できる可能性が高いことがわかった。中国国家発展・改革委員会の担当者が4日に行われた「中国エネルギー・環境サミット」において明らかにした。化学的酸素要求量(COD)の目標値も予定どおり2010年には達成できる見通しだという。
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第11次5カ年計画には単位GDP当たりのエネルギー消費量を20%減、主要汚染物質(二酸化硫黄やCOD)の排出量を10%削減することが盛り込まれていたが、国家発展・改革委員会環境資源司の何炳光(ホー・ビングアン)副司長によれば、全国の単位GDP当たりのエネルギー消費量は年々減少しており、当初の3年間で10.1%減、標準炭2.9億トンを削減し、6.6億トン相当の二酸化炭素を削減したことになるという。
また、環境保護部の周生賢(ジョウ・ションシエン)部長は、2008年の単位GDP当たりのエネルギー消費量は前年比4.59%減、二酸化硫黄は5.95%減、CODも4.42%減と、いずれも減少していると指摘。過去3年間でGDP当たりエネルギー消費量は10%減、二酸化硫黄は8.95%減、CODは6.61%減を達成していることを明らかにした。
現在の環境対策の状況から推測すると、2010年までに主要な汚染物質の排出量を10%削減するという目標が達成されることは確実で、今後はさらに高いレベルでの環境対策を実施していくことが期待されているという。(翻訳・編集/岡田)
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