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6日、都会に出稼ぎへ行った両親と離ればなれになって暮らす河南省の農村の小学生たちが、緑豊かな田園で小さな音楽会を開催したという。
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2009年7月6日、都会に出稼ぎへ行った両親と離ればなれになって暮らす河南省の農村の小学生たちが、緑豊かな田園で小さな音楽界を開催したという。チャイナフォトプレスの報道。
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両親が幼い子供を祖父母に預けて都会へ出稼ぎに行く家庭は中国の農村では珍しくなく、児童らは「留守児童」と呼ばれている。さびしい幼年時代を過ごす子供たちも少なくないようだが、このほど河南省某村の小学校では、児童らの余暇に民族楽器の二胡を練習させ、両親のいない時間の孤独を吹き飛ばすかのように1曲の合奏曲を完成させた。
選ばれた曲は「在希望的田野上」という80年代の名曲。78年にはじまった改革開放路線が敷いた農村改革が成功し、農民の生活水準が飛躍的に向上したことを祝って82年につくられた楽曲だ。「我らのふるさとは希望の田園に…」とはじまるこの曲は、牧歌的かつ豊かになった農村風景を賛美した内容で、作曲者は現代中国の著名作曲家・施光南(シー・グアンナン)氏。これを当時、弱冠20歳だった彭麗媛(ポン・リーユエン)が歌った。彼女は習近平(シー・ジンピン) 中国国家副主席の妻で、国家第一級の歌手である。
子供たちはこの日、緑濃い田園を背景に一心に練習を重ねたこの名曲を披露。その演奏はまるで、遠く離れた両親に届くことを願っているかのようだ。(翻訳・編集/愛玉)
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