上海で「クローン豚」誕生!人間への臓器提供へ道―中国

Record China    2007年7月26日(木) 16時4分

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25日、上海市農業委員会は市内で初めて「クローン豚」が誕生し、順調に成育していると発表した。品種は「巴馬香猪」という小型のブタで、安定した遺伝特徴を持つという。

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2007年7月25日、上海市農業委員会は市内で初めて「クローン豚」が誕生し、順調に成育していると発表した。繊維細胞から作られたのは広西壮族自治区で生産される「巴馬香猪」という小型のブタ。16日に普通よりやや大きめの1153gで誕生し、その後の発育は良好で、生後10日間で体重がほぼ2倍に増えた。

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研究グループは今回の実験で10頭に対し移植を行った。毎回170〜200個の胚を移植し3か月間経過観察を行ったところ、1頭が妊娠に成功し出産へこぎつけた。この品種は近親間でも問題が起きにくい特殊な遺伝子を持つため、遺伝子研究でも注目されている。

ブタの臓器は大きさ、機能ともに人間に近いため、人間への臓器提供源としての可能性も模索されている。同研究グループでは誕生した豚の生育状況や繁殖能力についてさらに研究を進め、移植の成功率を向上させたいと話していた。(翻訳・編集/WF)

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