空前の「子役ブーム」で社会から不満の声、人気子役の出演CMが消える?―中国

Record China    2014年12月25日(木) 22時50分

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24日、バラエティー番組から火がついた子役ブームの中国で、10歳以下の子供を起用したテレビCMが消える可能性が高くなっている。

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2014年12月24日、バラエティー番組から火がついた子役ブームの中国で、10歳以下の子供を起用したテレビCMが消える可能性が高くなっている。新浪が伝えた。

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22日に始まった第12回全国人民代表大会常務委員会の第12回会議に、「広告法」の改定草案が提出された。昨年から特に顕著になった子役ブームに対し、社会の不満が高まっていることへの対処とされている。

バラエティー番組「パパ、どこ行くの?」をはじめ、昨年から人気タレントがわが子と出演する番組が量産されている。この二世たちが人気子役となり、テレビ番組やCMに引っ張りだこに。「自分の年収を、5歳の子供が1日で稼ぐ」と、社会からはため息と不満の声が聞かれる。

「広告法」の改定草案では、第30条に「10歳以下の未成年を広告に起用しない」との条項が新たに加えられている。また、未成年を酒やタバコ、医療機器、医薬品、ゲームの広告に起用することも禁止となっている。もし違反した場合、20万元(約390万円)以上、100万元(約1900万円)以下の罰金が課せられる。

人気子役たちのギャラの高騰ぶりはすさまじく、台湾の俳優ジミー・リン(林志穎)の息子Kimiくんは、イベント出演料が1回15万元(約290万円)とトップ。さらに家族でCM出演した場合、司会者で女優のリー・シャン(李湘)親子は、1本につき1500万元(約2億9000万円)と報道されている。(翻訳・編集/Mathilda)

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