<2014年スポーツ総決算(16)>仁川アジア大会ボクシングで“疑惑の判定”続出!=モンゴル選手の敗戦に元朝青龍も激怒

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2014年はソチ五輪、ブラジルW杯、仁川アジア大会など、多くの国際的なスポーツ大会が注目された年だった。その中から、日本、中国、韓国に関わる出来事を振り返る。16件目は仁川アジア大会のボクシングで続出した疑惑の判定。

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2014年はソチ五輪、ブラジルW杯、仁川アジア大会など、多くの国際的なスポーツ大会が注目された年だった。その中から、日本、中国、韓国に関わる出来事を振り返る。16件目は仁川アジア大会のボクシングで続出した疑惑の判定。

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9月30日に行われたボクシング男子・バンタム級準々決勝の試合で、優勢とみられたモンゴル選手は韓国選手に0−3の判定で敗れた。同選手はその場でリング上に座り込み、判定に抗議した。モンゴルチームの監督は、「多くの選手にとって金メダル獲得のチャンスはたったの一度しかないが、このチャンスは残酷にも奪われてしまった」と語った。これについては元朝青龍が、自身のツイッターに「モンゴルが勝っていたのに。キムチ野郎!」などと書き込んだことでも話題となった。

また、女子ライト級の準決勝では、インドのサリタ・デビが試合を優勢に進めながら韓国のパク・ジンアに0−3の判定で敗れた。デビは「この試合のためにトレーニングしてきた。あんな判定によってわずか数秒間で私の努力が無駄になるなんて」と判定への不満をあらわにした。インドチームの監督も「不誠実な人間だけがあのような判定を下せる」とジャッジを批判した。

デビは10月1日の表彰式で涙を流し、銅メダルを首にかけられるのを拒否。すべてのメダルが配られた後に銀メダルを獲得したパクのもとへ行き、銅メダルを彼女の首にかけた。その際、「この銅メダルはあなたと韓国のもの。あなたには銅メダルしか似合わない」と述べた。この行為は問題視され、国際ボクシング協会は12月、デビに1年間の出場停止処分を課した。

ボクシング男子バンタム級の決勝では、中国の張家●(ジャン・ジアーウェイ、●は王へんに「偉」のつくり)が韓国選手に判定の末、0−3で敗れた。試合終了直後、中国陣営は勝利を確信して沸き上がり、国旗を振っていたが、結果はまさかの完敗。韓国陣営は喜びに沸いたが、会場からはブーイングも起きた。

張は「試合終了のゴングを聞いたとき、自分が勝ったと思った」と悔しさをにじませたが、すぐに冷静になり、「広州での試合なら絶対に勝利していたが、ここは韓国。私たちはこの結果に対する心の準備はできていた。私がKOするか、もっと相手を圧倒していれば、金メダルは逃げていかなかった。つまり、自分の技術が足りなかったということ。帰ってからまた、金メダルの夢に向かって練習し続けます」と大人の対応を見せた。(編集/北田



   

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