<2014年スポーツ総決算(15)>日本の競泳選手、仁川で韓国記者のカメラを窃盗=現地で謝罪も帰国後は一転、無実を主張

Record China    2014年12月31日(水) 8時10分

拡大

2014年はソチ五輪、ブラジルW杯、仁川アジア大会など、多くの国際的なスポーツ大会が注目された年だった。その中から、日本、中国、韓国に関わる出来事を振り返る。15件目は仁川アジア大会での冨田尚弥のカメラ窃盗騒動。

(1 / 2 枚)

2014年はソチ五輪、ブラジルW杯、仁川アジア大会など、多くの国際的なスポーツ大会が注目された年だった。その中から、日本、中国、韓国に関わる出来事を振り返る。15件目は仁川アジア大会での冨田尚弥のカメラ窃盗騒動。

その他の写真

9月27日、韓国・聯合ニュースは、仁川アジア大会で韓国記者のカメラを盗んだ疑いで、仁川南部警察署が競泳男子日本代表の冨田尚弥を書類送検したと伝えた。冨田は窃盗容疑で26日の夜から警察の事情聴取を受け、事実関係を認めた後、27日未明に釈放された。

冨田は25日午前11時ごろ、チームメートの試合を応援した際に、韓国記者の取材席で800万ウォン(約80万円)相当のカメラを盗んだとの疑いがかけられた。盗まれたカメラは冨田の部屋から回収されている。冨田は動機について「カメラを見た瞬間、欲しくなった」と語った。この騒動により、冨田は日本チームから追放された。

29日、韓国検察は「アジア大会期間中であり、被害者も刑事処罰を望んでいないことから起訴猶予を検討したが、最終的に韓国人と同じ基準を適用することにした」と発表。しかし、韓国側も事態がさらに大きくなることを避けるために略式起訴とし、冨田の罰金100万ウォン(約10万円)を立て替えた。冨田は罰金を即日納付し、冨田に対する出国禁止令も解除された。

ところが、冨田は帰国後に犯行を否定し、裁判で争う姿勢を見せた。11月6日に行われた会見では「第3者が私のかばんにカメラを入れた」と無実を主張。仁川南部警察署の取り調べで容疑を認めたことに関しては、「帰国できなくなるのが一番怖かった」と説明した。

これに対して、被害に遭った記者が所属する聯合ニュースは、「監視カメラにはスポーツウエアを着た男がカメラをかばんに入れる様子が映っていた。日本オリンピック委員会(JOC)の関係者を呼んで映像を見てもらった。関係者はすぐにこれは冨田だと認めた。主張はうそだ」と反発している。富田は2015年1月に韓国で正式裁判に臨む予定だ。(編集/北田

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携