高速鉄道と言えば…、世界の人々は「中国製」を連想―独メディア

Record China    2014年12月25日(木) 8時54分

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23日、中国は世界最大の高速鉄道網を保有する。この鉄道網は、巨大な国家と共に成長している。政府はさらに力強い拡張計画を策定し、高速鉄道の海外輸出を目指している。資料写真。

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2014年12月23日、中国は世界最大の高速鉄道網を保有する。この鉄道網は、巨大な国家と共に成長している。政府はさらに力強い拡張計画を策定し、高速鉄道の海外輸出を目指している。ドイツのテレビ局ウェブサイトが今月20日に発表した。環球網が伝えた。

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中国は数年前、鉄道設備では開発途上国だった。当時の列車は遅延が多く、車内も衛生的ではなかった。21世紀に入ると、中国各地に新設された巨大な駅が見られるようになった。高速鉄道は中国人の日常生活を変えている。ある乗客は、「以前は夜行列車を利用するしかなかったが、今はより距離の長い路線でも必要なくなった。朝出発すれば、午後には到着する」と語った。上海―北京の距離は1300kmだが、高速鉄道ならば5時間以内で到着でき、移動時間が半分以下になった。これはハンブルグ―ミュンヘンの高速鉄道の移動時間よりも短いほどで、しかも距離は後者のほぼ2倍に達する。中国の高速鉄道は快適で静かで現代的で、最も重要なのは高速になったことだ。

中国は2007年に初の高速列車を運行させた。現在、中国の高速鉄道網は世界一となり、建設は今後もしばらく続きそうだ。中国は2020年までに、総延長1万8000kmの高速鉄道を建設する。北京市の専門家は、「高速鉄道の建設費は1km当たり2億元、約2400万ユーロ(約36億円)だ。中国は毎年2000km以上の建設を計画しており、仮に3000km建設できれば、2020年までに目標を達成できる。政府は毎年、約700億ユーロ(約10兆3000億円)を投資する」と説明した。

高速列車は中国人の民族的プライドを高めている。腕時計は「スイス製」、機械は「ドイツ製」、電子機器は「日本製」と言われるように、人々は今や高速鉄道と言うと「中国製」を思い出す。

中国は現在、東南アジア、メキシコ、米カリフォルニア州など、世界各地で高速鉄道建設の機会を模索している。さらにはシベリアを跨ぐ高速鉄道についても検討中だ。中国鉄道車両メーカーの中国南車と中国北車も、間もなく合併する。中国は世界市場で最も力強い競争者になるかもしれない。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)

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