中国人の豚肉消費が世界を滅ぼす、地球温暖化の原因にも―英メディア

Record China    2014年12月25日(木) 21時55分

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24日、中国では肉といえば豚肉を指すほどの豚肉消費大国だが、その消費拡大が世界の豚肉生産だけでなく、気候変動や温暖化の原因にまで影響を与えるようになっている。

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2014年12月24日、環球網によると、英エコノミスト誌はこのほど、中国では肉といえば豚肉を指すほどの豚肉消費大国だが、その消費拡大が世界の豚肉生産だけでなく、気候変動や温暖化の原因にまで影響を与えるようになっていると伝えた。

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豚肉は中国人にとって生活必需品の1つであることから、中国政府は価格の安定を図るため世界初の「豚肉備蓄制度」を確立、市場価格に干渉し、養豚を奨励する政策をとっている。2012年の豚肉生産への補助金は220億ドル(約2兆6400億円)で、1頭あたり47ドル(約5600円)が補助された。

しかし、豚1キロあたり飼料が6キロも必要で、海外からの輸入に頼らざるを得ない。米穀物協会は中国では2022年には1900万〜3200万トンのトウモロコシが必要になると予測している。ブラジルやアルゼンチンでは需要増加に対応して熱帯雨林を伐採し、大豆などを栽培するようになっている。

中国では飼料に抗生物質や汚染原因となる添加剤を使用としており、業界の管理が行き届いていない。また、養豚によって排出されるメタンや亜酸化窒素は温室効果が高く、先進国における食肉消費が安定あるいは減少している中、中国の豚肉消費だけが増え続けており、地球温暖化の原因にもなっている。(翻訳・編集/岡田)

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