2014年12月22日、親孝行をしようと両親の住むアパートにエレベーターを設置した中国人男性が、近隣住民とトラブルになったためアパートごと買い上げるという出来事が起きた。これが豪快すぎる親孝行として台湾掲示板サイトで話題になった。

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浙江省に住むある中国人男性が、古いアパートの5階に住む両親の体を心配し、日本円で約数千万円をかけて1階のアパート入口付近から5階に直結するエレベーターを設置した。ところがこのエレベーターが建物に接近しすぎていたため、事前の話と違うとして近隣住民とトラブルに。話し合いの場が持たれたもののまとまらず、その場合はエレベーターを撤去することが決まっていた。だが間もなく突如として男性が建物全体を買い上げたのだという。

なんとも豪快な親孝行だが、男性の態度は一貫して誠実そのもの。エレベーターも初めから他の階の住人が使用できるようにと考えており、希望があればいつでも工事をするとしているほか、建物を買い上げたときは市価より1平方メートル当たり3000元（約5万8000円）も高値で買い上げた。

当の男性は「私はネットで噂になっているようなそんな大金持ちではないんです。ただ母はもう90歳で足の手術もしましたし、住み慣れたこの場所から引っ越すのを嫌がりまして」と、ただの親孝行のつもりが各方面へ大きな影響を与えてしまったと謙遜気味に述べている。（翻訳・編集/YM）