2014年12月21日、中国陝西省西安市の病院で、医師と看護師が手術室で記念写真を撮影。その写真がインターネット上に流出したことから、同病院の副院長ら3人が免職処分を受ける騒ぎに発展した。22日付で中国紙・新京報が伝えた。

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21日、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）に投稿された5枚の写真がネットユーザーの猛烈な批判を招いた。投稿者が「西安の病院で撮られた」と説明する写真には、手術直後と思われる患者の周りでVサインをする男性医師や仲良く腕を組んでいる女性看護師の姿が。なかにはまだ患者に処置をしている最中のものもある。全員が正面を向いている集合写真には3人がマスクを外して写っていた。

この写真がネット上に公開されると、瞬く間にシェアされ、大手各紙も取り上げる騒ぎになった。ポータルサイト・網易のコメント欄には約1万3000件のコメントが寄せられ、86万人が「そう思う」を押している。この反響に当局も素早く対応した。西安市衛生局は21日夜、問題の写真が撮影された西安鳳城医院が副院長をはじめとする関係者3人の職を解き、関係者全員に戒告と3カ月分のボーナス取り消しの処分を下したと発表した。

しかし、ネットユーザーの怒りは収まっていない。「こんな医師には殺意を覚える」「今の医者は金もうけが目的で医者になったやつらだ。道徳心なんかこれっぽっちも持ってない」「患者を人間と思ってないだろ。猟師が獲物と記念写真を撮るのと同じ感覚なんだ」といったコメントが寄せられている。（翻訳・編集/本郷）