2014年12月20日、前瞻網は記事「クレヨンしんちゃんは交通事故により5歳で死亡＝隠された物語にネットユーザーが涙」を掲載した。

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中国でも大人気の日本アニメ「クレヨンしんちゃん」には、知られていない創作秘話があった。実はしんちゃんは実在の人物。5歳の時、妹をかばい車にひかれて死亡した。悲しみに暮れた母は、生前の息子との日々を思い出し記録していった。偶然にもこの母親と会う機会があった漫画家・臼井儀人氏は胸を打たれ、「クレヨンしんちゃん」という作品を作り上げたという。

以上が前瞻網の記事の要約だ。いい話のようにも思えるが、実は日本のネットに出回っている「クレヨンしんちゃん都市伝説」にそっくりだ。ただし「都市伝説」は実話ではなく、臼井儀人氏の初期プロットではしんちゃんはすでに死んでいる設定だったとの内容。おそらくこの「都市伝説」が中国語に翻訳される間に「実話」に変わったのだと思われる。これもまた中国でのクレヨンしんちゃん人気の高さを示すエピソードだと言えるかもしれない。（翻訳・編集/KT）