「同性愛は病気ではない」と裁判所、同性愛者に電気ショック“治療”を施したクリニックに損害賠償命令―北京市

配信日時:2014年12月20日(土) 22時31分
「同性愛は病気ではない」と裁判所、同性愛者に電気ショック“治療”を施したクリニックに損害賠償命令―北京市
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19日、中国・北京市海淀区人民法院は、同性愛の治療と称して患者に電気ショックを与えていた心療クリニックに、損害賠償の支払いを命じる判決を下した。資料写真。
2014年12月19日、中国・北京市海淀区人民法院(裁判所)は、同性愛の治療と称して原告の男性患者に電気ショックを与えていた心療クリニックに、謝罪文の公開と損害賠償の支払いを命じる判決を下した。20日付で中国メディア・澎湃新聞網が伝えた。

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原告の男性は今年2月、中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)で「同性愛治療」を検索。検索候補ワードで最初にヒットしたのが被告の「重慶心語飄香心理カウンセリングセンター」だった。異性愛者になれると信じた原告は同センターで催眠術や電気ショックの「治療」を受けたが、異性愛者になれないばかりか精神的に大きな苦痛を味わったため、3月に同センターと百度に損害賠償を求める裁判を起こした。

19日、海淀区人民法院は「同性愛は精神疾病ではない」として治療の必要性そのものを否定。カウンセラーが治療行為を行った重慶心語飄香心理カウンセリングセンターは「精神衛生法」に違反すると判断し、被告に対して同センターのウェブサイトのトップページで48時間の謝罪文掲載と、原告へ3500元(約7万円)の損害賠償支払いを命じた。同時に、裁判所は百度に対し、「検索候補ワードサービスには広告宣伝の効果がある」と認めた。百度側はすでにこのサービスを停止しており、原告も百度に対する訴訟を取り下げている。(翻訳・編集/本郷)
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