中国著名カメラマン池小寧氏の追悼会開く、陳凱歌監督ら映画人多数が出席―北京市

Record China    2007年7月23日(月) 18時54分

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22日、先日横浜の病院で肺がんにより亡くなった中国の著名カメラマン、チー・シァオニン(池小寧)氏の追悼会が北京市で開かれた。

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2007年7月22日、先日横浜の病院で肺がんにより亡くなった中国の著名カメラマン、チー・シァオニン(池小寧)氏の追悼会が北京市で開かれた。

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追悼会には中国を代表する映画監督の一人であるチェン・カイコー(陳凱歌)を始め、クー・チャンウェイ(顧長衛)、チアン・ウエン(姜文)、グー・ヨウ(葛優)、リー・シャオホン(李少紅)、ワン・シュエチー(王学圻)、リウ・ベイ、メイ・ティンほか多数の映画人が出席し、中国映画界を代表する名カメラマンの死を悼んだ。

池小寧氏は中国で当代一流のカメラマンと称される。1984年に北京電影学院撮影科を卒業し、85年に来日し日本大学で撮影技術を学んだ。

日本大学芸術学部映画学科・宮澤誠一教授のコメント全文:池小寧さんの訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。池小寧さんは、私たちの日本大學芸術学部映画学科撮影/録音コースに留学生として、昭和61年(1986)に入学されました。学生時代は撮影について、大変熱心に学ばれ優秀な成績で平成元年(1990)卒業されました。卒業制作では「夢」「Requiem」「澱」の3作品のカメラを担当され、日本大学芸術学部映画学科奨励賞を受賞されました。卒業後は大学、日本映画テレビ技術協会など日本と中国との橋渡し役もされ両国の映画界に貢献されました。日本滞在中の昭和60年(1985)から平成7年(1997)までの間に、チャン・イーモウ監督「菊豆」「紅夢」「秋菊の物語」「活きる」、チェン・カイコウ監督「さらば、わが愛/覇王別姫」、ホウ・シャオシェン監督「戯夢人生」、ティエン・チュアンチュアン監督「青い凧」などの作品の日本での仕上げ(ポストプロ)でのコーディネイトや技術協力をされていました。東京国際映画祭などで数々の賞を受賞された「秋菊の物語」(1993)、「遥か、西夏へ」(1997 ルーウェイ監督)では撮影監督を務められていました。大変温厚で、優しく、誰からも愛されておりました。あまりにもお若い別離に心が痛みます。どうぞやすらかに、そして池さんが残された両国の橋渡しされたものは、今後も末永く残されていくことでしょう。(翻訳/編集・YO)

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