第10回中国人の日本語作文コンクール表彰式が北京で開催=最優秀賞の姚さん「文化交流に日中双方の“誤解を解く力”が秘められている」

日本僑報社    2014年12月20日(土) 19時39分

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12日、日本僑報社・日中交流研究所主催の「第10回中国人の日本語作文コンクール」の表彰式と日本語スピーチ大会が、北京の日本大使館で開かれた。

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2014年12月12日、日本僑報社・日中交流研究所主催の「第10回中国人の日本語作文コンクール」の表彰式と日本語スピーチ大会が、北京の日本大使館で開かれた。

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中国で日本語を学ぶ学生を対象に2005年にスタートしたこのコンクール。節目の10回を迎えた今回は、日本のアニメ・コミック・ゲーム(ACG)への思いを書く「ACGと私」、社会生活でのマナーについて考える「公共マナーと中国人」の2つをテーマにした。

日中関係が依然難しい時期にあるにもかかわらず、中国各地から過去最多となる196校、4133点の応募があり、中国の若者たちの日本への関心の高さが示された。審査の結果、日本大使賞など計156作品が入賞し、東華大学(上海)の姚儷瑾(よう・れいきん)さんの「ACGと日中関係」が最優秀賞の日本大使賞に選ばれた。

表彰式で、木寺昌人大使は今年10周年を迎えたコンクールについて、「今や日本語を学ぶ中国人学生にとって参加することが大きな目標となるほどの大会に発展した」と高く評価。「安定した日中関係に大切なのは、若い世代が様々な交流を通じて感動を共有すること。今後ますます同世代の日本の若者との交流の機会を作り、たくさんの感動を共有してほしい」などと述べ、日本語を学ぶ学生たちを激励した。

日本大使賞の授与式では、姚儷瑾さんに木寺大使から賞状と賞品が贈られたほか、「日本1週間招待」の特典も贈られた。姚さんはスピーチで、「アニメなどの文化を通した交流に日中双方の“誤解を解く力”が秘められている。好きなACGについて話し合いながら、相手国の姿を確認し合うのは、新たな文化交流の形になるかもしれない」と力強くアピールした。

日本僑報社の段躍中所長は、10年にわたる各界からの支援に感謝の意を述べるとともに、「日本語学習を通じて日本への理解を深めた学生たちを、これからも応援していただきたい」と、コンクールへの一層の理解と支援を呼びかけた。(編集/北田

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