2014年12月16日、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」の年次報告書によると、過去1年間に殺害された記者は66人、誘拐された記者は119人。獄中にいる記者は中国が最多だった。17日付で米ボイス・オブ・アメリカ中国語電子版が伝えた。

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この1年間で殺害された記者は前年の71人をわずかに下回った。殺害された場所はシリアが最多で15人。パレスチナとウクライナ東部が続いた。

誘拐された記者は前年から37％増え119人だった。国別の内訳はウクライナで33人、リビアで29人、シリアで27人。うち40人は今も誘拐されたままだ。

獄中にいる記者は178人、また市民ジャーナリストも178人で、どちらも中国が最も多かった。中国では29人の記者が獄中にいる。

報告書では、国家機密漏えいの疑いで中国当局に拘留された中国の女性ジャーナリスト・高瑜（ガオ・ユー）氏についても触れている。高氏は1997年、ユネスコの世界自由報道賞を受賞している。（翻訳・編集/NY）