拡大
中国国家統計局はこのほど、上半期の経済統計を発表、予測を上回る成長ペースで2007年通年ではドイツを抜き、GDP世界3位となる公算が高まった。写真は国家統計局の李暁超報道官。
(1 / 4 枚)
2007年7月19日、中国国家統計局は上半期の経済統計を発表、予測を上回る成長ペースで2007年全体の数値ではドイツを抜き、GDP世界3位となる公算が高まった。
【その他の写真】
発表によると、今年前半の成長率は前年比11.5%と予想を大幅に上回るものとなった。特に第2四半期の伸びは前年比11.9%と11年半ぶりの高水準となった。成長率が2.8%のドイツと勢いの差は明らかで今年中にも順位が逆転する可能性が高いという。
1993年にノーベル経済学賞を受賞したロバート・ウィリアム・フォーゲルは、2040年には中国のGDPは124兆ドル(約1京4880兆円)に達すると試算、世界全体のGDPの40%を占め、アメリカ・インド・EU・日本の総和を上回る超大国になるとまで予想している。もっともバブルの懸念などさまざまな問題が山積みとなっているのも事実、中国政府の慎重な舵取りが求められる。(翻訳・編集/KT)
ピックアップ
この記事のコメントを見る