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22日、広東省出入境検査検疫局の黄偉明局長は、香港向けの冷凍鶏肉を検査した結果問題はなかったと発表した。香港向けに輸出された鶏肉の60%は無認可業者によるものとの一部報道に反論した。写真は黄局長。
2007年7月22日、広東省出入境検査検疫局の黄偉明(ホワン・ウェイミン)局長は、香港向けの冷凍鶏肉を検査した結果、適切な管理が確認され問題はなかったと発表した。香港向けに輸出された鶏肉の60%は無認可業者によるもので、品質の保証はなされていないとする一部香港メディアの報道に反論した。
近年、香港では冷凍鶏肉の輸入量が大幅に増加している。現在、一日あたり10万羽の冷凍鶏肉が消費されており、前年比で10%もの伸びを記録しているという。食卓に上る機会を急速に増やしている冷凍鶏肉だけに、中国食品の安全問題における一つの焦点として取り上げられた。
広東省当局は香港向けの養鶏場90か所、食肉加工業者13社を検査したが問題はなかった。無認可業者による鶏肉は発見されておらず、消費者は安心して欲しいと呼びかけている。中国の食の安全をめぐり、多くの問題報道が相次ぐなか、今回の安全宣言が不安一掃につながるかは、疑問が残る。(翻訳・編集/KT)
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