中国人留学生がアルバイトを辞めた理由=「自分もそうなってしまうのではないかと怖くなった」―中国紙

Record China    2014年12月16日(火) 8時46分

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15日、広州日報は東京に留学した林潔さんの日本に関する作文を掲載した。写真は居酒屋。

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2014年12月15日、広州日報は東京に留学した林潔(リン・ジエ)さんの日本に関する作文を掲載した。

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私は運動が非常に好きだ。日本に留学に行く時も、荷物の中に運動靴を入れた。母は目を見開いて「どうしてそんなもの入れるの?向こうに行ってジョギングでもするのかい?勉強が大変だろうに」と言った。ストレスが大きければ大きいほど、それを発散することが必要だ。私にとっては運動がまさにそれにあたる。当時、私はとても楽観的だった。国民が健康的で長生きをする日本では、運動はよく行われていると思っていたのだ。

しかし、結果はまったく違った。東京に着いた後、私はトレーニングジムをあちこち探したがなかなか見つからなかった。ジムでアルバイトをしようと考えていたが、結局あきらめた。そこで、どこにでもあった居酒屋でアルバイトをすることにした。日本人は酒好きだが、酔ってくるともともと小さかった声が大きくなったり、顔が赤くなったり、トイレで吐く人までいる。この民族のアルコールに対する敏感度の高さには、驚かざるを得ない。あるとき、名古屋から日本人の友人が来た。彼は恥ずかしがり屋で無口だが、酒を飲んだ後はおじさんみたいにべらべらと話し出した。

日本人が大きなストレスを抱えていることは有名だ。私はこれは彼らの性格が敏感すぎることと関係があると思っている。環境に対して敏感すぎるからエコや公衆衛生に気を付け、アルコールに対して敏感すぎるから少し飲んだだけでのたうちまわる。アルバイトを終えて帰宅する途中、毎日のように木にもたれかかって吐いている人を見た。吐き終わると身なりを整えてまた歩き出す。その様子を見て、私はなんとなく堅苦しさを覚えた。いつの日か、自分もそうなってしまうのではないかと怖くなった。私はほどなく、居酒屋のアルバイトを辞めた。なぜなら私は夜に酒を飲むよりも、朝一番にジョギングをしたいからだ。(翻訳・編集/TK)

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