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2007年7月18日、中国ネットワーク・インフォメーションセンターは、中国のネット人口が世界2位となったと発表した。しかし、使用環境の整備やネット文化など、さまざまな面で後れが目立ち、真のネット先進国にはまだ遠いようだ。写真は中国のインターネットカフェ。
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2007年7月18日、中国ネットワーク・インフォメーションセンター(CNNIC)は、「第20回中国インターネット発展状況統計報告」を発表した。同報告によると、中国のネット人口は1億6200万人に達し、アメリカに次いで世界2位となった。
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中国のネット人口は、6月30日現在で1億6200万人との統計が出ている。今年上半期だけで2500万人増という驚異的な速さで成長を続けており、このペースだとネット人口2億1100万人で世界一を誇るアメリカを1年ほどで抜くこととなる。
しかし一方で、ネット人口以外から見ると中国のインターネットはまだまだ発展途上にある。例えば、普及率は12.3%とまだまだ低く、60%を超えるアメリカとは比べものにならない。また使用環境面だけではなく、ネット文化の後れが目立つのが特徴だという。中国ではビジネスでネットを利用するケースは極めて少なく、ネットユーザーの3分の2以上が主にゲームなどの娯楽に利用しているという。ネット人口の増加もゲームを売り物にするインターネットカフェの利用者増に支えられており、真のネット先進国への道程はまだまだ遠そうだ。(翻訳・編集/KT)
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