2014年12月7日、新華社によると、中国政府が中国語と中国文化を世界に広げるために展開している「孔子学院」が10周年を迎えた。これまでに世界126の国・地域に475カ所の孔子学院を設立している。

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孔子学院と孔子課堂は中国政府が中国語と中国文化の世界的な普及を目指し、2004年から世界各地で展開している非営利的な教育機関。中国政府はこの10年間に、世界126の国・地域に475カ所の孔子学院、851カ所の孔子課堂を設立し、学生数は累計で345万人に達している。

教師の数は専任や兼任教師、ボランティア、管理担当者などを含めて、10年間で約10万人に上っている。さらに、100以上の国で中国語教師約20万人を養成してきた。また、孔子学院は「孔子学院奨学金」を設立し、外国人約2万5000人を中国に招き、学位の取得支援や研修を実施。教材は世界54言語を網羅し、1300種類以上を出版している。

孔子学院はこうした活動以外にも、世界各国の人々の理解と友好を深めるため、世界各地で各種の文化交流活動を開催しており、10年間の累計開催回数は約10万回、参加者数は延べ5000万人に上っている。

孔子学院の積極的な普及活動などにより、世界61カ国とEU（欧州連合）が中国語教育を自国の教育システムに取り入れており、世界全体の中国語学習者数は10年前の4．3倍に当たる1億人に達している。（翻訳・編集/HA）