韓国の「売れ残り」男女、祝日が最も耐え難い時間に―中国メディア

Record China    2014年12月7日(日) 12時8分

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5日、高齢化がますます加速している韓国社会では、結婚年齢にも「高齢化」傾向が見られるようになった。25歳から34歳の結婚はどんどん減る一方で、35歳から50歳の結婚が増加している。

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2014年12月5日、高齢化がますます加速している韓国社会では、結婚年齢にも「高齢化」傾向が見られるようになった。25歳から34歳の結婚はどんどん減る一方で、35歳から50歳の結婚が増加している。

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韓国統計庁がこのほど発表した「人口動向調査」によると、今年第3四半期(7−9月)の韓国の婚姻件数は前年比7.6%減少した。特に、35歳までに結婚する男女がますます減っている。経済社会の発展に伴い、韓国の晩婚化傾向は顕著化しており、2013年の平均初婚年齢は、男性32.2歳、女性29.6歳と、2004年比男性1.7歳、女性3.3歳高くなった。このような傾向は特に大都市で著しく、ソウルでは25−39歳の女性のうち半数は未婚という。

独身である理由について、調査対象となった男性のうち、「自分には恋愛する能力が欠けている」と答えた人が大多数を占めた。崔さん(31)は「恋愛願望は強いが、自分に恋愛のテクニックがないため、思うように事が運ばない」と話した。また、ほとんどの女性が、相手に求める条件が非常に高いことを自認していた。李さん(27)は「いいなと思う男性がいても、いざ付き合い始めたら、自分の理想とする条件からかけ離れていることが分かり、がっかりする。私自身も、選り好みをする傾向がますます強くなっている」と愚痴っぽく話した。

専門家は晩婚化現象について次の通り分析している。結婚年齢の高齢化は高学歴化、残業の増加、結婚観の変化などと関係がある。多くの女性は結婚のために自分の仕事や事業を捨てることを望んではおらず、自由な生活を送りたいと思っている。2013年に実施された調査によると、「結婚や出産はキャリアの妨げにはならない」と考えている人は半数近くに上った。しかし、実際には、既婚女性のうち、「結婚退職」をして、職業生活を捨てた女性は43%を占めた。

男性についてはどうだろうか。学業のために必要な時間が昔より増え、その間に兵役も努めなければならない。さらに、経済の低迷が結婚に対して尻込みする男性を増やしている。

結婚年齢は高まり続けているが、社会や家庭からの圧力が減った訳ではない。本来は、家族全員が集い、団らんを楽しむべき祝日が、今の韓国では、多くの「売れ残り」男女にとって最も耐え難い時間となっている。伝統的な祝日が来ると、普段は各地で別々に生活している家族が一同に会する。そして、独り身にとっては最も避けたい「結婚」という一大事が話題の中心となるのは間違いない。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/TF)

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