<中国食品>「段ボール肉まん」首謀者が激白!(2)

Record China    2007年7月20日(金) 13時26分

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19日、新華ネットの報道によると、「段ボール肉まん」騒動を起こし警察に身柄を拘束されている首謀者のズー北佳(ズー・ベイジア)が「やらせ」に手を染めた経緯を詳細に語った。<(1)からの続き>

「やらせ」を思いついたズーは自ら“胡月”と偽名を名乗り、労働者に肉まんを食べさせるからと称し、朝陽区内のある肉まん屋を借り受けた。

6月末、いよいよ撮影の当日、ズーはひき肉や小麦粉など材料を購入し持ち込んだ。陝西省から出稼ぎに来ていた衛、趙、楊ら4名の農民に肉まん作りをさせ、経営者役は知人で無職の張に頼んだ。拾ってきたダンボールを水でふやかして切り刻み、肉へ混ぜ込んで作ってみたのだが、思ったようにうまくいかなかった。作った肉まんは犬に食べさせた。

映像的にいいものが撮れなかったため、音声で効果を高めることを思いつく。ズーは「肉と紙の比率」「苛性ソーダを使う」「紙を混ぜ込むのはこの業界では公然の秘密」などといった衝撃的な言葉を織り込んだ台詞を作り、作業をしていた出稼ぎ農民の1人を呼んで、語らせた。

今回の「やらせ」騒動は、視聴率を取るためには面白い番組を、そのためにはより刺激的な映像を、とエスカレートした結果だった。この番組がきっかけとなり、全市挙げての肉まん品質調査につながったという意味では食品業界に一石を投じたともいえるが、報道に対する信頼を失った代償は大きく、肉まんから紙が出てきた以上に後味が悪いものとなった。(翻訳・編集/WF)

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