米NYで黒人の首を絞めて死亡させた警官、不起訴に「これは殺人だ」「政府が望んでいるのは…」―米国ネット

Record China    2014年12月5日(金) 10時17分

拡大

4日、米ニューヨークのスタテン島で今年7月に、たばこの違法販売容疑で警官に拘束された黒人男性が背後から首を絞められて死亡した事件で、地元の大陪審が3日、警官を不起訴処分とすることを決定した。写真は自由の女神像。

(1 / 2 枚)

2014年12月4日、米ニューヨークのスタテン島で今年7月に、たばこの違法販売容疑で警官に拘束された黒人男性が背後から首を絞められて死亡した事件で、地元の大陪審が3日、警官を不起訴処分とすることを決定した。

その他の写真

今年7月に死亡したのは、エリック・ガーナー氏。スタテン島の路上でたばこの違法販売をしていた疑いで、複数の警官から拘束された際、警官の1人が背後からガーナー氏の首を絞めながら組み伏せたという。通行人が携帯電話で撮影した映像には、ガーナー氏が「呼吸ができない」と訴えている場面もある。ガーナー氏はぜんそくの持病があったことも報じられている。ニューヨーク市警では、警官の首絞め行為が禁じられているが、大陪審は首を絞めた警官を不起訴とした。この決定を受け、地元ニューヨークをはじめ、全米各地で抗議活動が行われている。この報道に、米国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。

「警察の残忍さはどんどん手に負えなくなっている。警官は公務員であって、市民のために尽くす責任があるし、私たちはそのために税金を払っている。ほとんどの警官はとてもいい警官だが、抑制しなければいけない警官は起訴するべきだ」

「これは殺人だ。明らかだ。この警官は刑務所に入れられるべきだ。たばこの違法販売は死で償うべきだと思っているとしたら、嘆かわしい。全ての警官はもう一度訓練受けるべきだ」

「首絞め行為はニューヨークでは禁じられているのだから、この警官は、たばこの違法販売よりももっと悪質な違法行為をしたんだ」

「この国には2つの判決基準がある。ほとんどの白人は殺人罪から逃れられ、黒人は殺人罪を科せられる。残念なことだ」

「ニューヨーク市警は、この警官の行為は“首絞め”ではなく、拘束する際に認められた行為だと言っていた」

「たばこを売っていたために死ぬなんてことは、誰にも起こってはいけない。これは正義ではない!」

「政府が望んでいるのは、市民に暴動を起こさせて、混乱を招くことだ。そうすれば私たちをもっとコントロールできるからね!」

「こういうことはしょっちゅう起こっている。警官はいつも職権を乱用している。今はみんなが携帯で撮影できるから、もっと暴露されるようになるだろう。カメラはうそをつかない。人間はうそをつくけれどね」

「警官はなぜ私たちが何を吸っているかを気にするんだ?誰かを殺してしまうほど大事なことなのか?」(翻訳・編集/Yasuda)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携