中国、ミサイル防衛体系の韓国配備に初めて反対の姿勢表明=「中韓関係に悪影響」―韓国紙

Record China    2014年11月27日(木) 21時30分

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26日、邱国洪・中国駐韓大使は、米国が韓国に高高度ミサイル防衛体系(サード・THAAD)を配備する可能性について、「中韓関係を著しく損ねることになる」と述べ、中国政府の要人として初めて、反対の立場を明確にした。資料写真。

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2014年11月27日、韓国・中央日報(電子版)によると、中国の邱国洪(チウ・グオホン)駐韓大使は26日、米国が韓国に高高度ミサイル防衛体系(サード・THAAD)を配備する可能性について、「中韓関係を著しく損ねることになる」と述べ、反対する姿勢を明確に示した。サード導入をめぐり、中国政府の要人が両国関係を損ないかねないと言及したのは初めてだ。中国・環球時報(電子版)が伝えた。

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邱大使は、韓国国会の南北関係発展特別委の招待懇談会で「サードシステムの適用範囲は2000キロほどだ」とし、「これは北朝鮮ミサイルの防衛目的を超える距離だ。北朝鮮ではなく中国を目標にしたという印象を持っている」と指摘。「サード配備は中国の安全に有害で、北朝鮮を刺激し、中韓関係にも悪影響を及ぼすだろう」と主張した。

延世大学のハン・ソクヒ教授は、「サード自体については議論しないというのが韓国の公式の立場だ。中国政府もこれまで、韓国に憂慮を直接表明してこなかった」とした上で、「邱大使の今回の発言は異例であり、中国が問題の重大さを意識していることを示すものだ」と説明した。(翻訳・編集/NY)

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