世界の森林減少も中国の責任?木材消費急増への国際批判に反論―国務院

Record China    2007年7月18日(水) 22時33分

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17日、中国国務院新聞弁公室主催の記者会見が行われ、国家林業局・祝列克副局長が講演した。中国の木材輸入が世界的な違法伐採の原因とする海外メディアの批判に反論した。

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2007年7月17日、国務院新聞弁公室主催の記者会見が行われ、国家林業局・祝列克(ジュー・リエクー)副局長が講演した。中国の木材輸入が世界的な違法伐採の原因との海外メディアによる批判に反論した。

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祝副局長は、2006年の中国の木材生産量は6000万立方m、生産額は1兆元(約16兆円)を超えており、国内生産量から見れば輸入木材の量は極めて少ないと指摘した。木材輸入額は62.4億ドル(約7500億円)となっているが、そのほとんどは加工後に海外へ輸出されるという。そのため輸出額は178億ドル(2兆1300億円)と輸入額の約3倍に達している。いわば諸外国のための輸入であって、中国国内で消費しているのではないと反論した。また中国が大量の紙ゴミを輸入していることを紹介、ゴミとして捨てられるはずだった紙をリサイクルすることで資源の節約にも貢献していると主張した。

中国の台頭に応じて、金属・エネルギー資源・穀物の供給がひっ迫し、価格が高騰する事態が相次いでいる。国際世論は厳しい視線を中国に向けているが、中国の急成長と資源消費の拡大は継続すると見られている。(翻訳・編集/KT)

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