「デマに惑わされるな」、中国メディアが鉄道運賃値上げを全面否定、それでも国民は信用せず―中国

Record China    2014年11月26日(水) 11時9分

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22日、中国のネット上で流れている「鉄道運賃が年末に値上げする」との情報について、政府関係者は「まったくのデマ」と否定。だが、ネットユーザーは信用していない。写真は中国の帰省ラッシュ。

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2014年11月22日、中国のネット上でここ数日、「鉄道運賃が早ければこの年末にも値上げする」との情報が広まり、注目を集めている。中国中央テレビは21日、「まったくのデマだった」と報じた。

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ネット上には、中国発展改革委員会の鉄道専門家の話として、「一般の鉄道運賃の調整時期が近づいている。早ければこの年末にも値上げされるだろう。高速鉄道運賃は物価スライド制をとることになる」という情報が流れていた。だが、中国発展改革委員会価格司の関係者によると、公聴会を開くなどの法律に従った手順を踏まなければ鉄道運賃を調整することは不可能だという。

だが、ネットユーザーの不安は解消されていない。中国鉄道総公司の負債総額は、今年9月の時点で3兆5300億元(約68兆円)に達し、昨年同期の3兆600億元(約59兆円)よりもさらに拡大したことで国民の怒りを買っていた。この莫大な負債額が運賃値上げの信ぴょう性を高めた原因の1つになっている。運賃値上げを信じるネットユーザーからは以下のようなコメントが寄せられている。

「政府の人間の話すことなんか信じられるか」

「明日、駅で切符を買ってこよう!」

「負債総額の80%は鉄道官僚のふところに入っているはず」

「年末じゃなくて、来年の1月1日なんだろ」

「デマを否定するってところが、真実の証しなんだよ」

「いつものことじゃないか。デマが本当になるのは」(翻訳・編集/本郷)

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