習主席の「安全で開放的なネット空間」とは程遠い現実、各国の制限や攻撃が明らかに―中国メディア

Record China    2014年11月22日(土) 8時30分

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20日、中国政府が主催する初めての「世界インターネット大会」で、中国国家インターネット緊急センターの黄澄清主任が示したデータは驚くべき内容だった。資料写真。

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2014年11月20日、中国浙江省嘉興市烏鎮で開催中の中国初の「世界インターネット大会」で、中国国家インターネット緊急センターの黄澄清(ホアン・チョンチン)主任は驚くべき内容のデータを示した。中国証券網が伝えた。

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「世界インターネット大会」は3日間の日程で開催される。習近平(シー・ジンピン)国家主席があいさつを寄せ、「インターネットの発展は国家の主権、安全、利益にとっての新たな挑戦」と位置づけ、「安全で開放的なネット空間」の秩序構築に向けて国際間の相互協力を強化すると語った。

しかし、国家インターネット緊急センターのデータによると、2014年上半期に中国のウェブサイトへの不正アクセスによるデータ改ざんやバックドア型不正プログラムの侵入を行ったドメインは「.com(ドットコム)」が59.1%を占めている。また、米国が規制している中国のサイトは6118サイトで世界最多となり、2位は香港の3097サイト、3位は韓国の2307サイトとなった。同じく今年上半期にバックドア型不正プログラムで中国のサイトに侵入したITアドレスは米国が29.3%でトップ。2位は韓国の6%、3位は香港の約5%となっている。

黄主任は「ネットワークセキュリティーの現状はかなり厳しいものがある。われわれは国際協力のパートナープログラムを積極的に推進していく」と述べた。国家インターネット緊急センターは中国政府が認めた非政府・非営利組織であり、ネットワークセキュリティー問題を解決するための国際協力の窓口になっている。(翻訳・編集/本郷)

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