2014年11月18日、韓国メディア・Money Todayは、ネットショッピングを通じて海外の製品を直接購入する中国人の購買パワーが、韓国の小売・流通業界などの業績を大幅に押し上げていると報じた。環球網が伝えた。

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中国のネット上では、インターネットを通じて直接海外の製品を購入する人たちのことを“海淘族”と呼んでいる。“海淘族”の激増に影響され、韓国の小売・流通業界や化粧品業界などもネットショップの開設を進め、“海淘族”を獲得するために、中国語ページを続々と追加し始めている。

韓国貿易協会によると、昨年の韓国主要ネットショッピングサイトの売上高は3700億ウォン規模に達した。ネットショッピングサイトGmarketの国際グループ責任者は「中国本土や香港、マカオでの販売比率がすでに60−70％を占め、海外売上市場の30％以上に達している」と、中国関連の売上が急増していることを明らかにする。

中国人に最も人気の高い韓国製品は、化粧品や衣料品、宝石、バッグ、靴など。また、ジューサーや電気炊飯器などが最近の人気商品になっている。

中国電子交易研究センターのデータによると、中国人がEコマース（電子商取引）などを通じて購入する海外製品の市場規模は、13年の13兆ウォン（約1兆3800億円）から14年は27兆ウォン（約2兆8600億円）になると見込まれている。さらに、15年には54兆ウォン（約5兆7200億円）に、17年には418兆ウォン（約44兆3100億円）規模へと急成長すると予測している。

韓国のネットショップ関係者は「中国人中産階級の増加は、ネットショッピングでの消費能力拡大につながっており、絶対に見過ごせない市場。中韓FTA（自由貿易協定）が実施されれば、関税の障壁もなくなり、中国人消費者の注文がさらに拡大する」と大きな期待を寄せている。（翻訳・編集/HA）