拡大
中国では心臓病の発病率が急速に増加しており、15秒ごとに1人が死亡している。一般患者がなかなか最新治療を受けられないのも原因の一つとされており、心臓病は現代中国における最強の「殺し屋」になりつつある。
(1 / 3 枚)
2007年7月15日までに北京市の安貞医院心臓内科主任リュウ教授が明らかにしたところによると、現在中国では心臓病が顕著な増加傾向を示しており、15秒ごとに1人の中国人が心臓病で命を奪われている。
【その他の写真】
さらに人々を不安にさせているのが、一般庶民はこの病気になっても最新の効果的治療の恩恵にあずかることが難しいという現実だ。現在、中国で毎年新たに心筋梗塞を発症する患者は約50万人。また、すでに心筋梗塞を患っており、そのために死亡する人が年200万人にも達しているのに対し、冠動脈バイパス手術などの効果的な治療を享受できるのは年12万人にも満たない。これから見ても中国は明らかに心臓病治療の後進国と言える。
WHO(世界保健機関)が出した統計によると、2020年までに中国の心臓病による死亡者数は年間400万人に達する見込みだという。(翻訳・編集/BA)
ピックアップ
この記事のコメントを見る