出稼ぎ労働者たちの孤独な現実、9年間1度も再会できなかった母娘―中国

Record China    2007年7月17日(火) 6時41分

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重慶市駅での光景。「お母さんに会いに行くの!」うれしそうに汽車に乗り込む9歳の少女。母親と再会するのは何と9年ぶり。つまり少女の誕生直後に母親が出稼ぎに出て以来会っていない。出稼ぎ労働者家族の過酷な現実。

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2007年7月15日。9歳と15歳の2人の少女が祖母と一緒に駅に到着した。少女たちは、もうすぐ出稼ぎに来ている母親と9年ぶりに再会できるのを心待ちにしている。

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少女たちの母親は福建省のあるおもちゃ工場で働いている。9年前、2人の娘の学費を稼ぐために出稼ぎに出てから一度も家には帰れなかった。娘たちは祖母に預けられ、母親とは電話で話すだけ。家に残された写真を見ては、遠い地で働く、会うことのできない母親を思う毎日だったという。

今年夏、母親はついに娘たちと会う決心をした。祖母に連れられて、少女たちは生まれて初めて汽車に乗った。やっと、お母さんに会える!彼女たちが汽車を待っている重慶市駅の関係者によればこの夏、出稼ぎ中の親に会いに行くという子どもと付き添いの祖父母などは全旅客数の5分の1に達し、その割合は年々増えているという。出稼ぎ労働者たちはきつい仕事だけでなく、故郷で待つ家族と長い期間離れ離れになるという厳しい現実にも立ち向かっていかなければならないのである。(翻訳・編集/BA)

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