投資移民ビザ担当の官僚10人を汚職で摘発、中国人から贈賄か―ポルトガル

Record China    2014年11月16日(日) 22時36分

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14日、ポルトガル警察は投資ビザ担当者など汚職官僚10人を逮捕した。写真はポルトガルの首都リスボン。

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2014年11月14日、中国日報によると、ポルトガル警察は投資ビザ担当者など汚職官僚10人を逮捕した。ビザ受給者は中国人が大多数を占めていた。

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ポルトガル警察は13日、投資ビザ発給に関わっていた官僚10人の逮捕を発表した。欧州債務危機に苦しむポルトガルは2012年10月に黄金ビザ計画を発表した。非欧州連合(EU)圏の市民がポルトガルで50万ユーロ(約7280万円)以上の不動産を購入した場合にビザが発給される。

ポルトガルのみならずシェンゲン協定に加盟している欧州26カ国の自由旅行が可能になるほか、6年後にはポルトガル国籍の取得申請も可能だ。移民に積極的な中国富裕層に大人気のプログラムとなった。黄金ビザ計画によって1649件のビザが発給され、10億ユーロ(約1460億円)もの融資を誘致した。ほとんどが中国人に発給されたという。

この投資ビザ発給に参加していた国境管理・移民局局長など10人が贈賄、職権乱用、マネーロンダリングなどの容疑で逮捕された。野党はさらに黄金ビザ計画導入推進役だった副首相の責任を問うなど追求姿勢を強めている。(翻訳・編集/KT)

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