＜続報＞危険？な歯磨き粉原料「ジエチルグリコール」の使用中止を確認―上海市

2007年7月14日、上海市政府の調査の結果、市内のすべての歯磨き粉製造業者が原料である「ジエチルグリコール」の使用を停止していることが判明した。

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同12日、国家品質監督検査検疫総局は中国国内の歯磨き粉製造業者に「ジエチルグリコール」の使用禁止を通達するとともに、「ジエチルグリコール」を含有した歯磨き粉の輸出入を禁じた。中国製品の安全性をめぐって国際世論の批判が高まっていることに配慮したものと見られる。上海市ではこの通達を受け、市内の製造業者を調査した。

その結果、12日の通達より前に全業者が「ジエチルグリコール」の使用を見合わせていたことが明らかになった。一部業者は問題が発覚した直後の5月末から使用していないという。同市では今後も引き続き監視を続ける、とコメントしている。ただ、今回の通達ではすでに出荷した製品については回収義務がないため、しばらくは市場に「ジエチルグリコール」入りの製品が出回ることとなる。（翻訳・編集/KT）