白紙となったメキシコ高速鉄道事業、中国鉄道が再応札―中国メディア

Record China    2014年11月12日(水) 17時10分

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11日、中国高速鉄道業界が初めて海外(メキシコ)で落札した高速鉄道プロジェクトが突然破棄されたことが波紋を呼んでいるが、ビジネスというものは進めていかなければならないものだ。写真は中国の高速鉄道。

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2014年11月11日、中国高速鉄道業界が初めて海外(メキシコ)で落札した高速鉄道プロジェクトが突然破棄されたことが波紋を呼んでいるが、ビジネスというものは進めていかなければならないものだ。メキシコの主要紙「エルユニバーサル」の今月9日付報道によると、中国鉄建株式有限公司が率いる国際財団が、再びメキシコの高速鉄道プロジェクトに応札する。同公司、中国南車株式有限公司、メキシコ企業4社で構成された連合体が、メキシコ交通通信省による次回入札日の発表に注目しているという。大河網が伝えた。

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世論が懸念するのは、一度は落札したために中国側の入札関連文書が公になるのではないかということだ。公になればライバルが中国側の手の内を知ることになり、中国側が引き続き応札する上でマイナスになる可能性があるからだ。

こうした懸念について、鉄道産業の関係者は、「中国高速鉄道の海外輸出におけるコスト面での強みは国際市場でよく知られている。よって入札関連文書が公になっても、コスト競争の中で中国をうち負かすのは容易なことではない」と話す。中国工程院の王夢恕(ワン・モンシュー)院士は、「中国の高速鉄道応札団はまだメキシコにいる。われわれは工期、価格、水準などすべてでライバルを上回っており、再入札でも落札できる可能性は非常に大きい」と話す。

国家発展改革委員会学術委員会の張燕生(ジャン・イエンション)事務局長は、「中国の高速鉄道プロジェクトは現在、世界で大きな競争力を備えたプロジェクトであり、このたび落札が取り消された背景には経済以外の多くの要因がある。中国企業の海外進出はまだ初期段階にあり、輸出国であれ、輸入国であれ、受け入れと成長の長い過程を経なければならない。だがこのことが中国の海外進出という一大戦略に影響することはない」と話す。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)

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