2014年11月6日、韓国・朝鮮日報は、「外国で使用されている教科書の多くが、歴史を歪曲したり、韓国をおとしめたりする内容だ」と伝えた。「現地の若者に誤った印象を与える」と危機感を示している。環球時報が伝えた。

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報道によると、コロンビアで2011年に出版された教科書で、北朝鮮人の1日の平均摂取カロリーが韓国人よりも高いと記載。北朝鮮の方が韓国よりも豊かであるとの誤解を与えかねない内容だ。フランスで2007年に出版された教科書は、「韓国の女性の中学・高校の進学率は男性よりも低い」と記載していたが、実際はその差はほとんどないという。スリランカの2007年版の教科書では、韓国の現代自動車が中国企業と記載され、地理の教科書では都市化の程度が実際よりも低く記されていた。

また、朝鮮日報は「歴史を歪曲している記載はさらに多い」と指摘する。ウズベキスタンの教科書では、朝鮮戦争勃発のきっかけは韓国が先に北朝鮮に攻め入ったことになっている。スリランカの2012年版の教科書では、韓国政府の腐敗を指摘。韓国の経済発展は完全に米国と日本の援助のおかげだと記されている。セルビアの2011年版の小学生用教科書では、印刷術を発明したのはドイツ人のヨハネス・グーテンベルクとされ、1372年の高麗時代に世界最古の金属活字印刷があったことには触れられていない。リトアニアの教科書では韓国を「朝鮮民主主義人民共和国」と記載しているという。（翻訳・編集/TK）