馬英九総統「一国二制度は受け入れられない」=民主主義の原則の堅持を強調―仏メディア

Record China    2014年11月6日(木) 11時35分

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4日、ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語版によると、台湾の馬英九総統は欧米3紙のインタビューに対し、「中国の提示する一国二制度は台湾の受け入れられるものではない」と述べた。写真は蒋経国元総統と馬英九総統。

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2014年11月4日、ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語版によると、台湾の馬英九(マー・インジウ)総統は欧米3紙のインタビューに対し、「中国の提示する一国二制度は台湾の受け入れられるものではない」と述べた。

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馬総統は「一国二制度が1982年に打ち出された時にも、当時の蒋経国総統が明確に受け入れられないと表明している。中台の制度は自由、民主、富の平等を実現したものでなければならないという考えだ。台湾はこの立場を変えていない」と述べた。

馬総統は香港について、「香港は当初、『香港人による統治、高度な自治、行政長官の普通選挙、50年間の現状維持』を約束されていたが、最近の動向を見る限り、約束が履行されていないと考えている香港人が数多くいる」と語った。

また、「1992年にトウ小平は南巡講話で『一部の人が先に豊かになる』という考え方を示した。今年の国慶節の祝辞でも述べたたが、『一部の人が先に民主化する』ことがあってもいいのではないか。台湾は香港の民主を支持するが、暴力によるものであってはならない。台湾の学生運動に対しても同様の態度を取る」と述べた。

記者からの、「最終的な統一を支持するか」という質問に対し、馬総統は「8年間の任期中は『統一せず、独立せず、武力行使せず』だ」と述べた。「その後はどうなるか」という質問に対しては「憲法は、中華民国は国民が所有し、統治し、恩恵を享受するという三民主義の国家だと規定している。中国との20年間の往来でも、台湾は一貫してこの原則を遵守している。中台の未来に対しても、この原則が最も基本的なものとなる」と回答した。

さらに、「中華民国は民主主義の主権国家であり、重大な政策は民主主義の原則で決める。中台関係の未来についても同じで、国民が憲法に基づき決定するという原則は変わらない」と述べた。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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