中国を舞台にミルク戦争=生産能力急拡大で中国は近い将来輸出大国に―米メディア

Record China    2014年11月5日(水) 0時29分

拡大

10月30日、米誌フォーブス・ウェブサイト版は記事「中国に迫るミルク戦争」を掲載した。巨大な潜在力を秘めた中国市場を外資は狙っているが、中国の生産力は急拡大を続けており近い将来輸出国に転じるという。写真は米インディアナ州の乳牛育成牧場。

(1 / 3 枚)

2014年10月30日、米誌フォーブス・ウェブサイト版は記事「中国に迫るミルク戦争」を掲載した。11月1日付で環球時報が伝えた。

その他の写真

中国を舞台としたミルク戦争の開戦が近い。現在、中国の生乳生産量の60%は飼育数100頭以下の小型牧場が占めているが、政府と銀行の支持の下、毎日のように1万頭以上の輸入乳牛を飼育する大型牧場が誕生している。

それでも需要には追いつかないのが現状だ。中国の生乳生産量は世界第3位の3740万トン(12年)。しかしこれでも生産が追いつかず牛乳消費量の14.3%は輸入に依存している。15年には34.5%が輸入品となる見通しだ。

中国人の牛乳消費量は一人当たり年30キログラム。日韓は70〜80キログラムのため今後倍増する余地がある。また粉ミルクの輸入も急拡大している。14年上半期に中国はニュージーランドから75万トンの粉ミルクを輸入したが、これは13年の輸入総量に匹敵する。

世界の乳製品企業にとっては見過ごすことができない新天地だが、この状況は長くは続かないという。ある試算によると、中国は5年後には生乳の自給自足を達成。10〜15年後には世界的な輸出国に転じるという。今は脆弱な中国乳製品産業だが、巨大な自国市場を背景に価格決定権を掌握する輸出大国に成長する見通しだ。(翻訳・編集/KT)



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携