仁川アジア大会でカメラ窃盗容疑の競泳冨田、冤罪を主張「誰かがかばんに入れた」―中国紙

Record China    2014年11月1日(土) 15時17分

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31日、韓国の仁川で開催されたアジア競技大会で、韓国メディア記者のカメラを盗んだとして、日本選手団からの追放処分を受けた競泳の冨田尚弥が「これは冤罪であり、第三者が私のかばんにカメラを入れた」と主張した。写真は競泳会場。

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2014年10月31日、韓国の仁川(インチョン)で開催されたアジア競技大会で、韓国メディア記者のカメラを盗んだとして、日本選手団からの追放処分を受けた競泳の冨田尚弥が「これは冤罪であり、第三者が私のかばんにカメラを入れた」と主張した。冨田は来月6日に名古屋市で記者会見を開く予定で、その際に、「無実の罪」を説明するとみられ、世間の関心を集めている。東南快報が伝えた。

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日本の複数のメディアによると、日本水泳連盟はこのほど、冨田の窃盗事件に絡み、同選手を2016年3月31日まで選手登録停止処分とすることを正式に決定した。これは、冨田がこの期間中、国内外の競技大会に一切参加できないことを意味する。冨田は「盗みはやっていない」と主張、11月6日の記者会見で詳しく説明するとしている。

仁川地方検察庁の起訴状によると、冨田は9月25日、他の日本人選手の応援で行った仁川の屋内競泳場の観客席で、韓国通信社記者のカメラを盗んだ。その後、警察からの事情聴取を受け、犯行を認めた。被害者側が「選手生命を奪うことは望んでいない」と申し出たことから、冨田は「略式起訴」処分となり、罰金100万ウォン(約10万円)を納め、裁判には持ち込まれなかった。

日本水泳連盟は10月7日、冨田を「選手登録停止処分」とすることを決定、翌8日に本人に通達した。冨田は同日から2週間以内ならば異議申し立てを行うことができたが、申し立ては行われなかった。この決定は30日の臨時理事会で正式に承認、発効された。冨田は所属会社から解雇された。経済的なバックアップと競技会出場の道が閉ざされた状況で、かつては「平泳ぎ王・北島康介の後継者」と期待された冨田が、アスリートとして再び活躍できる日が再び来るのかどうかは、今のところ未知数である。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/TF)

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