韓国にも日本のように「失われた20年」が訪れるのか?垣間見えるデフレの兆し―中国メディア

Record China    2014年10月31日(金) 22時49分

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30日、韓国に日本と同じデフレが起こりつつあるのではないかという懸念が強まっている。INGアジアのティム・コンドン氏は「輸出と国内消費が伸び悩んでいる」と指摘する。写真は韓国ウォン。

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2014年10月30日、韓国に日本と同じデフレが起こりつつあるのではないかという懸念が強まっている。INGアジアのティム・コンドン氏は「輸出と国内消費が伸び悩んでいる」と指摘する。匯通網が伝えた。

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このほど行われた調査によると、韓国の今後12カ月のインフレ率は、2002年以来の低水準になると予測されている。チェ・ギョンファン財相は、韓国経済と90年代の日本を比較し、当時の日本は20年にわたるデフレの初期段階にあったと繰り返し指摘している。消費者物価指数(CPI)は22カ月連続で1%以下にとどまり、中央銀行が目指す2.5%から3.5%という目標からはほど遠い。

朴槿恵(パク・クネ)大統領は29日、韓国経済には好転の兆しはあるものの、危機的状態が続いており、経済が長期的低迷に突入する恐れがあるとして、韓国の2014年の経済成長は、3.5%と、中央銀行の3.8%という目標を下回ると述べた。

韓国銀行(中央銀行)の高官も、韓国経済はインフレ収束の段階に近い状態にあるとみているが、原油価格の下落によるもので、韓国は日本の後を追っていることはないとコメントしている。

ユーラーヘルメス信用保険もこの見方を支持している。10月のレポートで、商品価格の下落や中国経済の減速といった海外情勢が原因であると述べている。同レポートでは「成長の見通しは明るくなっている。内需の改善に支えられ、インフレが目標水準を下回るようであれば、さらに大きな経済対策を取ることができる」と指摘している。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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