日本経済再生には科学技術力の徹底的向上が不可欠、大学はもっと国際化を―榊原経団連会長

Record China    2014年10月31日(金) 8時32分

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29日、榊原定征・日本経団連会長が講演し、日本経済の再生には、日本の科学技術力を徹底的に向上させ、国際競争に打ち勝つことが必要だと強調した。日本の大学では外国人教員や留学生の割合が主要国に比べ少ないと指摘した上で、「大学はもっと国際化すべきだ」と求めた。

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2014年10月29日、榊原定征・日本経団連会長(東レ会長)は東京都内で開かれた「TUSフォーラム」(東京理科大主催)で、「『未来創造型技術立国』実現への決意と大学への期待」講演。日本経済の再生には、日本の科学技術力を徹底的に向上させ、国際競争に打ち勝つことが必要だと強調した。また日本の大学では外国人教員や留学生の割合が主要国に比べ少ないと指摘、「大学はもっと国際化すべきだ」と求めた。発言要旨は次の通り。

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世界は(1)地球温暖化(2)資源エネルギー(3)人口増加に伴う水不足―の課題に直面している。これらの解決には科学技術のさらなる発展が重要だ。

日本経済の再生には、日本の科学技術力を徹底的に向上させ、国際競争に打ち勝つことが必要だ。他国が追い付けないように、さらに高い技術力をつけることだ。高度な科学技術に裏付けられれば大きなマーケットシェアを確保できる。ITイノベーションにより「オンリーワン」になれば安定的な収益を上げられる。東レでは炭素繊維と淡水化濾過装置などでは世界トップシェアを有し、収益の柱になっている。

日本の大学はもっと国際化すべきである。日本の大学全体に占める外国人教員の割合は9%に過ぎない。英オクスフォード大の41%、ケンブリッジ大の38%、米ハーバード大の25%などに比べ少な過ぎる。海外の大学への留学生も中国、インドなどに比べ極めて少ない。日本の大学は海外の留学生受け入れ比率も少なく、もっと国際化すべきだ。(取材・編集/SK)

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