「日本占領下を美化」で宣伝禁止?台湾球児の甲子園ストーリー映画「KANO」―台湾

Record China    2014年10月29日(水) 0時20分

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27日、今年ヒットした台湾映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」について、中国当局が国内での宣伝を禁止しているとの情報が、中国版ツイッターに書き込まれ拡散されている。写真は「KANO」の監督・キャストら。

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2014年10月27日、今年ヒットした台湾映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」について、中国当局が国内での宣伝を禁止しているとの情報が、中国版ツイッターに書き込まれ拡散されている。中央社が伝えた。

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芸能情報を提供することで知られる著名ブロガーが27日、中国版ツイッターで情報を掲載したもの。メディアを統括する国家広播電影電視総局(広電総局)が、映画「KANO」の国内における宣伝禁止を、テレビなどメディア各社に通達したというもの。「KANO」がノミネートされている台湾のアカデミー賞「金馬奨」の生中継も禁止としている。

禁止の理由については、「日本の占領下にあった台湾を美化している」ためとされる。映画「KANO」は1931年の台湾と日本が舞台で、嘉義農林学校(現嘉義大学)野球部が甲子園大会に初出場し、準優勝の快挙を達成した実話を基に描いている。

同ブロガーは、中国・海南省のメディア統括機関が発表したという文書を写真で公開しているが、ネットユーザーから「偽造だ」との声もある。なお、「KANO」のマー・ジーシアン(馬志翔)監督はこの件に関してインタビューに答え、「どこの国なら上映できるとか、撮影時にそういう意識はなかった。ただ、あの時代に台湾人が経験したことをリアルに描きたかっただけ」と語っている。(翻訳・編集/Mathilda)

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