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13日、香港メディア・香港01は、1980年代に活躍した卓球の元世界チャンピオン、滕義(テン・イー)被告が収賄の罪で懲役14年の判決を受けたと報じた。写真は央視新聞より。
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2025年11月13日、香港メディア・香港01は、1980年代に活躍した卓球の元世界チャンピオン、滕義(テン・イー)被告が収賄の罪で懲役14年の判決を受けたと報じた。
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記事は、湖北省漢江中級人民法院が先日発表した判決書の内容を紹介。判決書によると、滕被告は2010年に元湖北省副省長で当時は中国長江三峡グループ会長だった曹広晶(ツァオ・グアンジン)被告と知り合い、親密な関係になった。
滕被告は1987年にマカオで開かれた卓球ワールドカップの男子シングルスで優勝し、同年の第39回世界選手権でも男子シングルスで銅メダル、男子団体で金メダルを獲得した経歴を持つ。その実績と有名人との交流を通じて北京市で豊富な人脈を築いていたことから、曹被告は自身の人脈拡張を目的として接近を図ったものとみられる。

滕被告は2012〜18年にある企業から依頼され、曹被告を通じて長江三峡グループが管轄する複数の水力発電所の工事で利益が得られるよう便宜を図り、その見返りとして、滕義被告らは共謀者とともに合計で1億1557万元(約23億円)を超える賄賂を受け取ったとされる。
一審公判は同省天文市人民法院で昨年9月に行われ、滕被告は影響力利用受賄罪で懲役14年と罰金600万元(約1億2000万円)の判決を受けた。滕被告は判決を不服として控訴したが、先日漢江中級人民法院で行われた二審公判でも一審判決が支持され、刑が確定した。
記事は、曹被告のその後についても言及。22年2月に規律違反の疑いで調査対象となり失脚し、同9月に党籍剥奪と公職追放の「双開」処分となった後、24年5月に江蘇省徐州中級裁判所にて受賄罪とインサイダー情報漏洩罪により無期懲役の一審判決を受けたと紹介している。(編集・翻訳/川尻)
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