「ハクサイ無料」とのデマ動画拡散、数百人が畑に押し寄せ持ち去る=管理者「止めようがない」―中国

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中国・内モンゴル自治区赤峰市で、畑に植えられていたハクサイが村民らによって持ち去られる騒動が起きた。

中国・内モンゴル自治区赤峰市で、畑に植えられていたハクサイが村民らによって持ち去られる騒動が起きた。中国メディアの瀟湘晨報が伝えた。

記事によると、騒動があったのは7日午後。畑を管理していた李(リー)さんによると、先日、あるネットユーザーが無断で「ハクサイが無料」との動画をSNSに投稿した。当初は近隣の村民だけが取りに来ていたといい、李さんは「あまり人数が多くなかったので見かけたら声をかけて止めるくらいだった」と語った。

ところが、動画が拡散されると事態が急変。情報を聞き付けた人々が次第に集まり、6日午前には数百人が押し寄せるなど手に負えない状況になった。中には電動バイクや車でやってきて、麻袋に大量に詰めていく人もいたという。李さんは「人が少なければまだ説得できたが、突然これだけの人が来ては止めようがない」と肩を落とした。

李さんによると、ハクサイはすでに買い手がついており、順次収穫して出荷する予定だった。畑の面積は約13万3340平方メートル(東京ドームおよそ3個分)で、被害総額は100万元(約2160万円)近くに上るという。

記事によると、9日までに「ハクサイの代金を支払う」と申し出た人が複数人いた。李さんは「そういう連絡は確かにあったが多くはない。『悪気はなかった』と謝ってきた人もいた」と明かした。ただ、連絡してきたのは数人程度で金額も大きくないことから、李さんは代金を受け取っていないという。本件については現在、現地政府が対応に乗り出している。

中国のネットユーザーからは「こういうことが毎年のようにあるな」「この民度よ…」「恥を知らない人間が多いこと」「犯罪なんだから公安が介入すべき」「動画を投稿したやつに払わせるべき」「これは明らかな強奪。デマを流した者が責任を取るべき」といった声が上がっている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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